IT Tips講習からデータサイエンス勉強会、DX先端事例共有、メタバース体験まで! DXを学び、楽しむ、社員参加型イベント「CHUGAI DIGITAL WEEK 2022」とは
こんにちは。CHUGAI DIGITALです。中外製薬では、DXを楽しむ1週間として、11月14日(月)から18日(金)にかけてCHUGAI DIGITAL WEEK 2022を開催しました。ウィーク最初の2日間はオンラインカンファレンス「CHUGAI INNOVATION DAY 2022」を公開し、ヘルスケア領域のイノベーション、DXに関心のある社会人・学生を中心にのべ3,920名にご参加いただきました。そして、後半の3日間は社員向けのプログラムを実施し、IT Tips講習からデータサイエンス勉強会、DXプロジェクト事例共有、メタバース体験まで多彩なコンテンツを企画しました。今回のnoteでは、この後半に実施した社員向けイベントの様子をご紹介します。
データの意味と価値を見出すには? エキスパートから学ぶ「データサイエンスの日」
ヘルスケアやビジネスのような複雑で膨大なデータを扱う分野では、データの意味と価値を見出すためにデータサイエンスの力が必要不可欠です。「データサイエンスの日」では、社外のエキスパートを講師としてお招きした勉強会を開催。のべ640名の社員が参加し、データサイエンスの最先端の知見や普段の業務で活用できる技術と知識を学びました。講師の方には初学者にも理解できるように説明の方法を工夫していただき、知識・スキルを問わずデータサイエンスを学ぶ意義が感じられる内容になりました。
「データサイエンスの日」プログラム一覧
「AIが加速する創薬・生命科学」
大上 雅史 先生/東京工業大学 情報理工学院情報工学系 テニュアトラック助教
「ゼロから作るDeep Learning—基礎から画像生成AI「Stable Diffusion」まで」
斎藤 康毅 先生/株式会社Preferred Networks エンターテインメント&エデュケーション事業部 エンジニア
「ビッグデータ時代のデータ可視化-医学・生命科学の論文を中心に-」
藤井 亮輔 先生/Eurac Research, Institute for Biomedicine, Senior Researcher
藤田医科大学 医療科学部 助教
「因果効果推定と医学薬学への応用について」
星野 崇宏 先生/慶應義塾大学 経済研究所 所長 慶應義塾大学 経済学部・大学院経済学研究科 教授 (兼)国立研究開発法人 理化学研究所 AIPセンター 経済経営情報融合分析チーム チームリーダー
「リアルワールドデータを用いた機械学習による臨床予測モデル」
康永 秀生 先生/東京大学大学院 医学系研究科公共健康医学専攻 臨床疫学・経済学 教授
「アルゴリズムで広がる世界」
米田 優峻 先生/東京大学 理学部情報科学科 2年次
社内外のDXの先端事例を学ぶ
各部門が推進するDXの取り組み紹介や、社外講師によるセミナーを開催。ヘルスケアを取り巻くDXの事例や企業としてあるべきDXの姿について共有・議論しました。
「DX先端事例セミナー」プログラム一覧
「治験DXを実現するための現状と業界特化スタートアップ、バズリーチの目指す世界」
猪川 嵩輝 氏/株式会社Buzzreach 代表取締役CEO
「社会ペイン起点のDX潮流」
藤井 保文 氏/株式会社ビービット 執行役員CCO(Chief Communication Officer) 東アジア営業責任者
「次世代に向けて腰痛診療を考える ―スマホアプリとVRアプリの実際―」
松平 浩 先生/東京大学医学部附属病院22世紀医療センター特任教授
「DeNAが挑戦するヘルスケア・医療DX」
三宅 邦明 先生/株式会社ディー・エヌ・エーChief Medical Officer(CMO)・Chief Health Officer(CHO) DeSCヘルスケア株式会社 代表取締役医師
「タンパク質構造予測ソフトウェアAlphaFold2の登場によって変わる生命科学の未来」
森脇 由隆 先生/東京大学 大学院農学生命科学研究科 応用生命工学専攻 助教
「Human Augmentation:人間拡張がもたらす未来」
暦本 純一 先生/東京大学大学院 情報学環 教授 株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所京都研究室ディレクター
社内でDX事例を共有し、中外DXのこれからを議論
中外社内でも様々なDXプロジェクトが進捗しています。各部門のDXリーダーが各部門における2025年、2030年のデジタルの絵姿や現在行っているイチオシの活動・成果を定期的に発表する「第6回 デジタルサミット」を開催。また、デジタル戦略推進部、ITソリューション部の両部長による「ライブトーク」イベントでは、中外DXのこれまでとこれからを振り返り、質問・投票システムを使いながら参加者全員で話し合いました。
ヘルスケア領域の変化を VR・メタバースで体験
ヘルケア領域で活用が進むVR治療やメタバースなどを気軽に体験できるコンテンツを提供しました。実際に体験することで多くの発見が得られたというコメントが多く寄せられました。
IT Tipsをクイックに学び、業務に役立てよう
業務に役立つデジタル・ITスキルを楽しくクイックに学ぶレクチャーを、ITソリューション部の社員講師が企画しました。DXを自分ごととして捉えるきっかけとして、初心者向けのプログラムやクイズ大会も開催され、多くの社員が参加し、学びを得ました。
いかがでしたでしょうか。このようなイベントを通し、DXによるヘルスケアや社会の変化を社内外で共有し、全社一丸となりDXを推進していく取組みを今後も継続していきます。