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社員インタビュー

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DXをリードする社員インタビューをまとめています。
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#製薬企業

データをつくる・つなげる・ひらく:中外製薬とTOPPANのリアルワールドデータ利活用担当が見る、未来医療

電子カルテや健康診断、患者レジストリなど、様々な情報源から日常的に得られる患者さんの健康状態や医療行為のデータをリアルワールドデータ(RWD)と呼び、このデータを活用して医薬品の開発や医療の質の向上につなげようという動きが広がっています 。今回TOPPANホールディングス事業開発本部ヘルスデータ事業推進センターの伊藤克⾼氏と、中外製薬臨床開発本部バイオメトリクス部の大塚渉にインタビュー。RWDの可能性や影響力について考えます。 【プロフィール】 ⼤塚 渉:中外製薬株式会社

学生必見!医療系バックグラウンド不問、研究成果を残せる2カ月の「中外データサイエンスインターンシップ」とは

中外製薬ではデータサイエンティストとして企業で活躍することに興味のある高専生・大学生・大学院生を対象に「中外データサイエンスインターンシップ」を毎年行っています。本プログラムでは当社のデータサイエンティストがメンターとなり、2カ月間じっくりと「大規模言語モデル」、「リアルワールドデータ」などのテーマと向き合い、データサイエンティストとしてビジネスでどのような活躍ができるのか体験するとともに、取り組みの成果を論文等の形として残すことを目指します。 エントリーは6月末まで受け付け

DXで患者さん中心の臨床試験を実現。「患者中心」と「臨床試験の効率化」を同時にかなえる分散化臨床試験(DCT)の取り組み

「患者さんに寄り添った治験手法を選択できる社会にしたい。DCTが実現すれば、治験参加の地理的・心理的なハードルが下がり、新薬開発のスピードは上がることが期待できる。」と語るのはトランスレーショナルリサーチ本部 早期臨床開発部の宇田川です。製薬会社が医薬品の承認を得るため、薬の安全性や有効性を確認する臨床試験を「治験」といいます。中外製薬では、治験に参加する患者さんの通院負担を軽減し、医薬品の開発期間を短縮する取り組みとして、デジタルも活用した従来の治験とは異なる分散化臨床試験

データサイエンスグループの社員が「ネットワーク分析を利用したRWD(リアルワールドデータ)解析の概要と手法」について解説してみた

本記事は中外製薬 デジタル戦略推進部 データサイエンスグループの岡田が執筆を担当しました。 自己紹介こんにちは、デジタル戦略推進部データサイエンスグループの岡田法大です。私は入社以来、生物統計の担当者として臨床試験の解析を行っており、その一環として、医薬品開発や市場調査におけるリアルワールドデータ(RWD)の有効な活用方法の検討も行っています。「製薬会社でデータサイエンスってどんなことをやっているの?」という皆さまに向けて、RWDの活用に向けたネットワーク分析の概要と手法、