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中外製薬の中の人

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DXをリードする社員インタビューをまとめています。
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#中外製薬

グローバルスタンダードなシステム基盤でビジネスの変革を支える。次世代基幹業務システム(ERP)担当者が語る、ERP刷新プロジェクトの裏側とやりがい

DXの推進にともない、企業の経営資源に関する情報の適切な活用への期待が高まっています。中外製薬でも、この情報を統合し効率的な活用を推進するための基幹業務システム(ERP)の刷新と、全社的な業務プロセス改革とを同時に行うプログラム「ASPIRE」が進行しています。 本プログラムをリードし、SAPスペシャリストでもある社員にインタビュー。ASPIREでビジネスがどう変わるのか、実際にどうERP刷新を進めているのか、システム導入に携わる社員に必要なスキルセットや仕事のやりがいについ

ビジネス変革から次のステージへ、キーワードは「Breakthrough」 志済聡子が語る成果と新たな挑戦・展望とは

今回は中外製薬上席執行役員デジタルトランスフォーメーションユニット長として、2019年より当社のDXを牽引してきた志済聡子にインタビューを行いました。 当社のDX戦略は2020年に発表した「Chugai Digital Vision 2030」の実現に向けてDXを3つのフェーズに分け、フェーズ1「人・文化を変える」は2021年に完了、そしてフェーズ2「ビジネスを変える」は2024年に、フェーズ3「社会を変える」は2030年に実現を目指します。ちょうどフェーズ2からフェーズ3へ

デジタルを活用し実験自動化 新薬創出プロセスを革新する、中外製薬のラボオートメーション

こんにちは、CHUGAI DIGITALです。ロボティクスやAIを活用して実験を自動化するラボオートメーションは、中外製薬の創薬研究を加速する基盤技術の一つです。「私がラボオートメーションをやっていると言うと、既に出来上がった自動化装置がどこかにあり、それを導入して動かす人だとイメージされるのですが、全く違うんです。」と語るのは、研究本部バイオロジー基盤研究部の須山です。「当社の創薬研究に最適化した実験自動化システムは日々の業務プロセスの見直しと改善の積み重ねによって作り上げ

未経験からデジタルプロジェクトリーダーへ 中外製薬のデジタル人財育成プログラムでリスキリングした社員3名の活躍

こんにちは、CHUGAI DIGITALです。 中外製薬では、データサイエンティストをはじめとするデジタル人財を体系的に育成する仕組みとして、「CHUGAI DIGITAL ACADEMY(以下、CDA)」*1 を2021年より開講しています。 CDAではスタッフからマネジャー層、経営層までを対象に複数のコースを提供しています。 スタッフが対象のフラッグシッププログラムとして「データサイエンティスト育成コース(DS)」と、「デジタルプロジェクトリーダーコース(DPL)」があ

デジタル戦略推進部 2年目データサイエンティスト 「ビジネス×データサイエンス」で新しい価値を生み出す

こんにちは、CHUGAI DIGITALです。 中外製薬の全社DXをリードするデジタル戦略推進部で、全社横断の高度解析業務、データサイエンスの企画推進、解析要素技術の調査・検証などを担うのが、データサイエンスグループ(以下、データサイエンスG)です。今回は、データサイエンスGの若手社員3名にインタビュー。入社のきっかけ、担当業務と今後のキャリア、「ビジネス×データサイエンス」で新しい価値を創造するために注力すること、中外のデータサイエンティスト職に関心を持つ皆さんへのメッセー

入社3年以内のデータサイエンティストが本音で語る「中外製薬で働いて気づいたこと」

こんにちは、CHUGAI DIGITALです。中外製薬はヘルスケア産業のトップイノベーターになるべく、新成長戦略「TOPI 2030」のキードライバーの1つとしてDXを掲げ、デジタル人財、中でもデータサイエンティストの採用・育成を強化しています。今回のnoteでは、データサイエンティストとして活躍する入社3年以内の新卒・キャリア採用の社員3名に、仕事の内容や専門性を活かした働き方、キャリアアップについて聞きました。 森 啓太:2021年新卒入社。研究本部創薬基盤研究部マシン

VR分子モデリングシステムで研究員のインスピレーションを刺激。創薬化学研究部が追求する薬の候補の化合物デザインとは

こんにちは、CHUGAI DIGITALです。中外製薬の創薬研究では、タンパク質の立体構造に基づく化合物デザイン(SBDD, Structure Based Drug Design)を重視し、精緻なデザインの追求によって質の高い新薬候補化合物の創製を目指しています。今回は、分子やタンパク質の化学構造を3Dで可視化するバーチャルリアリティ(VR)アプリケーション導入をリードした研究本部の荒川晶彦に、VR導入の理由、VRに対する期待、中外製薬のSBDDの強みや研究カルチャーについ

アパレル業界から中外製薬へ転職したインフラエンジニアが解説|CCI(Chugai Cloud Infrastructure)構想とは

こんにちは、CHUGAI DIGITALです。中外製薬のDXにおいて、次期ITインフラの目玉となるべく始動したCCI(Chugai Cloud Infrastructure)構想。全社共通のクラウド基盤として、CCIは2023年度中のサービスインを目指しています。このCCIプロジェクトの戦略策定をリードするのが、キャリア入社のインフラエンジニア、横田大典(中外製薬デジタルトランスフォーメーションユニット ITソリューション部)です。インタビューでは、横田が中外に転職した理由、

参加社員約9割のDX取組み意識が向上。中外流、ボトムアップの公募制のアイデア実現プログラム『DIL』。挑戦者のDXにかける想いとビジネス課題解決への期待。

こんにちは、CHUGAI DIGITALです。 中外製薬には、参加社員の約9割が「DXにおける自発的な変革意欲の向上につながった」と回答する、すべての社員が参加可能な新規アイデアの実現を支援する制度Digital Innovation Lab(DIL)があります。①社員がデジタルを活用したビジネス課題の解決や新規ビジネス創出に関するアイデアを提案し、②事務局で迅速に審査を行い、③PoC(Proof of Concept:概念実証)を進め、④本番開発を目指すプログラムです。職

中外製薬のCEOとDXユニット長が語る、リアルワールドデータ(RWD)活用で実現したいヘルスケアの未来

こんにちは、CHUGAI DIGITALです。今回は、日経ビジネス電子版 Specialに掲載された対談記事の紹介です。 日経ビジネス電子版 Special|記事の内容 代表取締役社長 最高経営責任者の奥田修と、執行役員デジタルトランスフォーメーションユニット長の志済聡子が中外流DX、産官学を巻き込んだRWD活用の戦略と意気込みを語ります。 【対談テーマ】 ヘルスケア産業界におけるDXの現状 CHUGAI DIGITAL VISION 2030の実現に向けた取組み

中外製薬のサイエンティフィッククラウドCSIを活用したアプリケーション内製体制「tech工房」の挑戦

こんにちは、CHUGAI DIGITALです。当社の全社クラウド基盤・高度解析インフラ構築の事例としてサイエンティフィッククラウド「CSI」について以前、記事で紹介しました。今回は、このCSIを活用したアプリケーション開発の内製体制「tech工房」について、立ち上げの背景、課題と解決方法、今後の展開など、デジタル戦略推進部デジタル基盤グループの田畑佑樹がお話しします。 はじめにはじめまして、デジタル戦略推進部デジタル基盤グループの田畑佑樹と申します。私は2020年に中外製薬

「自動化」が主役になるとRPA推進が阻まれるのはなぜか? 過去の教訓を活かすことで成し遂げた、CHUGAI RPAの飛躍

こんにちは。CHUGAI DIGITALです。 RPAは通常「Robotic Process Automation(ロボットによる業務自動化)」の略ですが、中外製薬においてはロボットを開発する以前にいまの業務手順そのものを見直すことを重視し「Reconsider Productive Approach(生産的アプローチの再考)」という言葉に置き換えています。 前回のCHUGAI RPA推進の全体像に続き、今回はより具体的な取り組みについて紹介します。 佐藤 真澄(写真

「年間10万時間削減」の目標達成が見えてきた中外製薬のRPA。DXユニット ITソリューション部長が語る秘訣とは?

こんにちは。CHUGAI DIGITALです。 DXだけでなく、働き方改革の観点からもRPAが注目を集めています。 RPAの全社推進にとって「2021年が大きな転機となった」と語るのはデジタルトランスフォーメーションユニット ITソリューション部長の小原圭介。 今回は中外製薬におけるRPA推進の全体像について紹介します。 小原 圭介 デジタルトランスフォーメーションユニット ITソリューション部長 1994年日本ロシュに入社。国内およびアジアパシフィック地域のITインフラ

中外製薬のキャリア採用担当者に聞く、デジタル人財の採用活動

こんにちは。CHUGAI DIGITALです。 デジタル人財強化のため、中外製薬の人事部はどのように変わろうとしているのか。前回の人事部長インタビューに続き、今回はデジタル人財のキャリア採用を担当する諸田大輔に聞きました。 諸田 大輔(人事部タレントマネジメントグループ) デジタル人財のキャリア採用をリード。自身も2020年に中外製薬にキャリア入社。業界の異なる前職では営業や工場の生産管理を経て人事に従事。ビジネス志向で現場と人事をつなぐのが得意。 デジタル人財として募